残存する書き換え耐性の割合しきい値の設定

このタスクについて

PCIeおよびSAS/SATA SSDでは、残存する書き換え耐性(RRWE)の割合しきい値の設定がサポートされています。[残存する書き換え耐性の割合しきい値の設定]オプションは、お使いのシステムの構成に基づいて、PCIe SSDのみ、SAS/SATA SSDのみ、またはそれら両方のしきい値レベルの管理における追加機能を提供します。

RRWEしきい値を設定するには、次の手順を実行します。

手順

  1. [Server Administrator]ウィンドウの [システム]ツリーで、 [ストレージ]ツリー オブジェクトを選択します。
    ストレージの [プロパティ] ウィンドウが表示されます。
  2. [情報/構成]サブタブをクリックして詳細を表示します。
  3. [グローバルタスク] 下で、ドロップダウンメニューから [残存する書き換え耐性の割合しきい値の設定] を選択します。
    メモ: [ストレージダッシュボード] にある [残存する書き換え耐性の割合しきい値の設定] リンクをクリックすることでこの操作にアクセスすることもできます。
  4. [実行]をクリックします。
    次のオプションを表示した [残存する書き換え耐性の割合しきい値の設定] ウィンドウが開きます。
    • [PCIe SSD のしきい値の設定(1~100)]- すべての PCIe SSD のデフォルトしきい値を表示します。
    • [SAS/SATA SSD のしきい値の設定(1~100)]- すべての SAS/SATA SSD のデフォルトしきい値を表示します。
  5. 使用可能なオプションのいずれか一方、または両方にしきい値を入力して、[変更の適用] をクリックします。
    メモ: 使用可能なオプションのどちらかに新しいしきい値を入力せずに [変更の適用] をクリックすると、エラーメッセージが表示されます新しいしきい値を入力して [変更の適用] をクリックすると、タスクが正常に終了します。
  6. [変更の適用] をクリックした後、Storage Management が新しいしきい値でシステムをアップデートします。
    タスクが完了すると、[情報/構成] ウィンドウにリダイレクトされます。
    メモ:  RRWEしきい値は、PERC 9以降のファミリーのPERCハードウェア コントローラー、SWRAID S140以降、すべてのBOSS対応コントローラーで、PCIeとSASまたはSATA SSDの両方に設定できます。PERC 9およびPERC 10コントローラーでは、PCIeデバイスのRRWEしきい値は適用されませんが、ストレージ管理者か値を変更できます。PERCハードウェア コントローラーのPERC 11またはそれ以降のファミリーからは、PCIeとSASまたはSATAドライブの両方のRRWEしきい値が適用されます。BOSS-N1コントローラーでは、PCIeドライブのRRWEしきい値が適用されます。
    メモ: 新しく入力されたしきい値は、Server Administrator をアップグレードした後も保持されます。
    メモ: 残存する書き換え耐性の割合しきい値が構成されたしきい値を下回ると、アラートがログに記録され、そのSNMPトラップが受信されます。SNMPトラップの詳細については、OpenManageマニュアルにあるDell OpenManage SNMPリファレンス ガイド」を参照してください。

    ポーリング間隔の詳細については、「SMART属性のポーリング間隔」を参照してください。