ソフトウェアRAIDコントローラー向け仮想ディスクに関する考慮事項

仮想ディスクを作成する場合、次の事項に留意してください。

  • 容量割り当て — 新しい仮想ディスクを作成する際、ソフトウェアRAIDコントローラーは、物理ディスク上の空き容量のうち最も大きな領域を、新しい仮想ディスクに割り当てます。
  • データの再構築 — 冗長と非冗長仮想ディスクに障害が発生した物理ディスクを使用する場合、冗長仮想ディスクのみが再構築されます。

コントローラーの制限の詳細に関しては、「仮想ディスクごとの物理ディスク数」を参照してください。

メモ: ソフトウェアRAIDコントローラーを使用して仮想ディスクを作成するときは、その仮想ディスクにリンクされている物理ディスクに関連する情報が、短時間の遅延後、Storage Managementに列挙または表示されます。情報表示の遅れは、機能制限の原因にはなりません。パーシャル仮想ディスクを作成している場合は、Storage Managementで、各パーシャル仮想ディスクの作成プロセスの間に十分な時間の余裕を持たせることが推奨されます。
メモ: ソフトウェアRAIDコントローラー上で、物理ディスク(SATA SSDまたはHDD)を仮想ディスクから取り外し、同じ物理ディスクを即座にその仮想ディスクに再挿入した場合(ホット プラグ)、一瞬のうちに、仮想ディスクの状態は[準備完了]と表示され、物理ディスクの状態は [オンライン]と表示されます。ただし、同じ物理ディスクを少し遅れて再挿入した場合、仮想ディスクの状態は [劣化] と表示され、物理ディスクの状態は [準備完了] と表示されます。
メモ: ソフトウェアRAIDコントローラーでは、SATA、NVMeドライブ、NVMe HHHLカードを使用して仮想ディスクを作成できます。ただし、単一の仮想ディスクでのSATAドライブとNVMeドライブの混在はサポートされていません。
メモ: 参加している物理ディスクのいずれかがHHHLアドイン カードの場合、ソフトウェアRAID内で仮想ディスクの点滅と点滅解除がブロックされます。点滅および点滅解除の操作は、RAID非対応のHHHLアドイン カードの仮想ディスクでもブロックされます。