単一および複数のマルチパス接続の設定
OpenManage 10.0.1以降のバージョンでは、4つのポートを備えたコントローラーでは、単一マルチパス接続と複数マルチパス接続でエンクロージャを接続することができます。一度に最大4台のエンクロージャを複数マルチパス接続で接続することができます。ただし、最大8台のエンクロージャを単一パスに接続することができます。外部HBAでは、コネクターと最初のエンクロージャ間の通信が失われると、冗長パスはUIに表示されませんが、エンクロージャへの単一パス接続として示されます。
エンクロージャを接続する際に許可されるマルチパス接続の組み合わせは次のとおりです。
- 0および1 — 単一のマルチパス
- 2および3 — 単一のマルチパス
- (0、1)および(2、3) — 複数のマルチパス
メモ: テープ ドライブとエンクロージャは、同時に1台のHBA355e Adpに接続することはできません。 |
次の例では、単一マルチパス構成での4ポートHBA355e AdpとMD1420の接続を示しています。

ロード バランシングを向上させ、IOPSを改善するために、4ポートHBA355e Adpの4つのポートを使用して、2つのマルチパスを作成することができます。許可されるコネクター(ポート)の組み合わせは(0、1)と(2、3)です。マルチパス接続を使用する場合の例を次に示します。

同様に、最大2台のArray584EMMエンクロージャを4ポートHBA355e Adpに接続することもできます。
メモ: MD14xxおよびArray584EMMエンクロージャを同じHBA355e Adpに接続することはできません。 |
任意の2台のエンクロージャ間の通信チャネルが切断された場合は、冗長パス構成が劣化し、論理コネクターの正常性も[劣化状態]として表示されます。このシナリオの概要は、次の表を参照してください。
論理コネクターの正常性 | エンクロージャnとエンクロージャn+1間のパス | |
---|---|---|
コネクター0 (C0) | コネクター1 (C1) | |
![]() |
使用可能 | 使用可能 |
![]() |
使用可能 | 劣化 |