外部仮想ディスク内の物理ディスク

[外部仮想ディスク内の物理ディスク]ページには、外部設定内の物理ディスクと専用ホット スペア(存在する場合)が表示されます。

次の表では、外部設定内の物理ディスクのプロパティについて説明しています。

表 1. 物理ディスクのプロパティ
プロパティ 定義
[ステータス] これらのアイコンはストレージ コンポーネントの重大度または正常性を示します。
  • 正常[正常/OK]
  • 警告[警告/非重要]
  • 重大[重大/失敗/エラー]
詳細については、「ストレージ コンポーネントの重大度」を参照してください。
[名前] 物理ディスクの名前を表示します。この名前は、コネクター番号とディスク番号の順で構成されています。
[状態] 物理ディスクの現在の状況が表示されます。
[インポート後の状況] 物理ディスクのインポート後の状況が表示されます。物理ディスクは、次のいずれかの状態でインポートすることができます。
  • [オンライン] — 物理ディスクはインポートされた仮想ディスクの一部であり、正常に機能します。
  • [オフライン] — 物理ディスクは仮想ディスクへのインポート後、オフラインです。
  • [外部] — 物理ディスクを含む仮想ディスクをインポートできず、物理ディスクは外部状態のままです。
  • [再構築] — 仮想ディスクのインポート後に、物理ディスクは再構築されます。
  • [交換][メンバー ディスクの交換]タスクが物理ディスクで実行されます。メンバー ディスクの交換の詳細については、「 メンバー ディスクの交換」および「 復帰可能ホット スペアの有効化」を参照してください。
[容量 ] ディスクの容量が表示されます。
[障害予測] 物理ディスクがSelf-Monitoring Analysis and Reporting Technology(SMART)アラートを受信しており、障害が予測されているかどうかが表示されます。SMART障害予測分析の詳細については、「RAIDコントローラーにおけるディスク信頼性の監視」を参照してください。物理ディスクの交換の詳細については、「 SMARTアラートを受信する物理ディスクの交換」を参照してください。また、物理ディスクが SMART 予測エラーに関するアラートを生成したかを確認するためにアラートログを見直すことも推奨されます。これらのアラートは SMART アラートの原因の識別に役立ちます。次のアラートは SMART アラートの応答として生成されます。
  • 2094
  • 2109
アラート メッセージの詳細については、「Dell OpenMangeメッセージ リファレンス ガイド」を参照してください。
[進行] 物理ディスクで実行中の操作の進行状況が表示されます。
[バス プロトコル] 物理ディスクが使用しているテクノロジを表示します。以下の値があります。
  • [SAS] — シリアルアタッチド SCSI
  • [SATA] — シリアル ATA
  • [PCIe] — Peripheral Component Interconnect Express
[デバイス プロトコル] Non-Volatile Memory Express(NVMe)などの物理デバイスのデバイスプロトコルを表示します。
メモ: この機能は、RAID機能を持つPERCおよびソフトウェアRAIDに接続されているドライブには適用されません。この場合は、同じドライブの「バス プロトコル」と「メディア」を参照してください。
[認定済み] ドライブに、サービス プロバイダーによってテストされ、完全に認定を得たファームウェアがあることを示します。サービス プロバイダーによって認定されていないドライブは、機能はしますがサポートされないため、サーバーでの使用はお勧めしません。
[メディア] 物理ディスクのメディアの種類を表示します。可能な値は次のとおりです。
  • [HDD] — ハード ディスク ドライブ。HDDは、磁性面を持つ高速回転プラッター上にデジタル符号化データを保存する不揮発性ストレージ デバイスです。
  • [SSD] — ソリッド ステート ドライブ。SSD は、ソリッドステートメモリを使用して永続的なデータを保存するデータストレージデバイスです。
  • [不明] — Storage Management は物理ディスクのメディアタイプを判断できません。
[使用されているRAIDディスク領域] コントローラー上の仮想ディスクで使用される物理ディスク領域を表示します。RAID非対応コントローラーに取り付けられた物理ディスクの場合、このプロパティは適用外です。物理ディスクの一部が実際に使用されていても、場合によっては[使用されているRAIDディスク領域]にゼロの値が表示されることがあります。この現象は使用容量が0.005 GiB以下の場合に発生します。使用ディスク領域を計算するアルゴリズムは、0.005 GiB以下の数値を0に丸めます。0.006 GiB~0.009 GiBの使用ディスク領域は0.01 GiBに丸められます。
[使用できるRAIDディスク領域 ] ディスク上の使用できる容量が表示されます。このプロパティは、RAID非対応コントローラーに取り付けられた物理ディスクには適用されません。
[ホット スペア] ディスクがホット スペアに割り当てられているかどうかが表示されます。このプロパティは、RAID非対応コントローラーに取り付けられた物理ディスクには適用されません。
[ベンダー ID] ディスクのハードウェア ベンダーが表示されます。
メモ: NVMeドライブの場合、[情報/設定]ページで、ベンダー名として [ベンダーID]値が表示されます。SASまたはSATAドライブの場合、 [情報/設定]ページで、DellまたはDell (tm)として [ベンダーID]値が表示されます。
[製品 ID] デバイスの製品 ID を表示します。
[ファームウェア リビジョン ] 物理デバイスのファームウェアバージョンを表示します。
[シリアル番号 ] ディスクのシリアル番号が表示されます。
[PCIeのネゴシエート済みのリンク速度] 物理デバイスの、現在のネゴシエーション後の転送速度を GT/s で示します。
[PCIe最大リンク速度] 物理デバイスの、可能な転送速度を GT/s で示します。
[製造日 ] 物理ディスクが製造された月日が表示されます。
[製造週 ] 物理ディスクが製造された年の週が表示されます。
[製造年 ] 物理ディスクが製造された年が表示されます。
[SASアドレス ] 物理ディスクのSASアドレスが表示されます。SASアドレスは各SASディスクに固有です。
[インポート後の状態] 外部設定をインポートした後の物理ディスクの状態が表示されます。以下の値があります。
  • [外部]
  • [オンライン]
  • [オフライン]
  • [交換済み]
  • [再構築]
[暗号化対応] 物理ディスクが自己暗号化ディスク(SED)かどうかが表示されます。可能な値は [はい][いいえ] です。
[暗号化済み] 物理ディスクがコントローラーに対して暗号化されているかどうかが表示されます。可能な値は [はい][いいえ] です。非 SED の場合、値は [該当なし] です。
[パーツ ナンバー] 物理ディスクの一意の部品表(BOM)割当番号が表示されます。4番目から8番目の数字は、そのモデルのドライブのサービス プロバイダーのパーツ ナンバーを示します。
[PCIeのネゴシエート済みのリンク幅] 物理デバイスの、現在のネゴシエーション後のリンク幅を表示します。
[PCIe最大リンク幅] 物理デバイスの、可能リンク幅を表示します。